こんにちは
福岡市・糟屋郡粕屋町を中心に活動しております
福岡初!膝の痛み改善専門ほりもとパーソナルトレーニングスタジオ
代表兼パーソナルトレーナー
堀本 高良(ホリモト タカヨシ)と申します。
「スポーツは、教育としてやっているから勝ちにこだわる必要はない。」
という指導者や教育者の人に会うことは少なくありません。
特に学校で行うクラブ活動(部活)では、
この考えが主流ではないでしょうか?
でも、
それは、本当に子ども達にとって最善の考えでしょうか?
勝ちにこだわらないという考え方は、
子どもたちの可能性を潰してはいないか?
今回は、
「何故、スポーツで勝ちにこだわる必要があるのか?」
という内容でお話ししていきます!
結論からいえば、
スポーツで勝ちにこだわらないということは、
子どもたちの将来に大きな影響を与えます。
これは、
今までにプロ・アマ問わず、
多くのアスリートを指導してきた経験と
世間から成功者と言われる方々の
体験談をもとに科学的な思考も入れつつお話ししています。
そもそも、
部活動やクラブ活動をやっている意義とはなんでしょうか?
・健康のために身体を動かす!
・他人との関わり(コミュニティ)でコミュニケーション能力を高める!
・努力して得られる喜びを体験する!
・人間的、精神的に成長をする!
などよく耳にする内容です。これらを間違っている!!
という気は毛頭ないですが、そもそもの前提は何か?
ということを考えているか。
よく用いられる言葉で「努力」というものがあります。
努力は、「美しい」、「カッコイイ」「美徳」だ!
という考え方が日本には強く根付いています。
だから、
進学や就活のときにスポーツ活動やインターンシップ、
ボランティア活動等の実績が評価されるのです。
その中でも、人間性やリーダーシップ、コミュニケーション能力が
一際高い人材は、どの企業や業界でも重宝されるものです。
しかし、
思い出して欲しいのが、
「勝ちにこだわらない」という考え方に弊害が全くないのか?
もちろん、メリットとデメリットが存在しています。
【メリット】
・協調性が身につく
・運動することで脳機能がアップする(成績が上がりやすい)
【デメリット】
・あきらめ癖が付きやすい(負け癖)
・言い訳が多くなる
・サボり癖や先延ばし癖がつく
・自尊心が下がり、自己主張ができなくなる
・ネガティブ思考に陥りやすく、行動力が下がる
と一見美しいこの「勝ちにこだわらない」という考え方には、
デメリットとなることが多くなります。
いやいや、
そんなことないでしょう!!
と思う人もいるでしょう。
では、
想像していただきたい。
全国制覇を経験した人と
地区予選で1回戦で負ける人
どっちが自信を持っていると思いますか?
間違いなく前者ですよね?
では、
チームで考えたときに
「優勝したチーム」
と
「予選敗退したチーム」
チャレンジできる回数は、どちらが多いですか?
これも前者ですよね?
当たり前ですが、
スポーツは、勝ち上がれば上がるほど、
試合数(挑戦する回数)が増えていきます。
これは、様々な場面で影響を与えていきます。
では、僕が考える勝ちにこだわる理由を話します。
【勝ちにこだわる理由】
①正しい努力をする習慣を身につけさせる!
②他責に逃げるのではなく、自責の念で自立を促す!
③自己決定力を身につけさせる!
④チャレンジ回数を限りなく増やしていく!
⑤勝ち癖を身につけさせる!(成功体験)
と大まかにこんな感じです。
先ほども言いましたが、
勝ちにこだわらないという考え方は、
選手や子ども達の将来を潰すことへと繋がります。
スポーツで勝つ=成功体験
だからです。
負ける経験や失敗する経験は、
誰しもが通る道です。
どんなに強くても負ける時が来るのです。
しかし、
勝ち続ける事、1位になることは
必ず1人または、1チームだけです!
この成功体験は、めちゃくちゃ価値があることです。
・受験
・就活
・ビジネス
・恋愛
・新しいことへの挑戦
全てに影響します!
私たちは、自らの体験や持っている知識で
様々な判断を行っています。
ここで、大きく影響を与えるのが、
成功体験の多さです!
特に学生時代は、
勉強やスポーツ、行事などの発表会など
新しいことに挑戦することに一生懸命になれる時期です。
こんな人生において貴重な時間を
指導者や教育者の勝手な価値観で潰してイイわけが無いのです。
もちろん、
どんなことにもやりすぎは、良くありません。
「勝利至上主義」に徹して、
選手たちの人権を侵害したり、
無理に練習させて怪我をさせて再起不能にする。
好き嫌いの贔屓でメンバーに入れないなどの
不当な扱いや考え方は無くさなければいけません。
これは、
指導者・教育者として恥ずべき行いであり、
とても推奨するべきではないものです。
「勝利至上主義」と
僕の「勝ちにこだわる」指導の
何が違うのか?
これは、
「誰」の立場から見ている視点なのか!?
です!
「勝利至上主義」は、監督やチーム、学校が主語にくる立場。
僕がいう「勝ちにこだわる指導」は、選手や子どもたちが主語です。
つまりは、
自分を優先するのか、
選手や子ども達を優先するのか、
この考え方の違いです。
どのようなことにも当てはまるこの考え方は、
ビジネスや日常生活においても現れます。
・なんでこの仕事をしているのか?
という問いがあったとして、
「生活の為に稼がなくてはいけないから」
「このサービス・商品を使う人が笑顔になって欲しいから」
と2種類の回答があったとします。
あなたは、
どちらに仕事を依頼したいですか?
また、どちらから商品・サービスを購入したいですか?
僕なら後者です。
あなたもきっとそうだと思います。
つまりは、そういうことです。
「どの立場で、誰のためにやっているか」
これが絶対的に必要だと思います。
ここの認識があるのか、ないのかでは、
結果も大きく変わってくるのではないでしょうか。
それでも、
勝ちにこだわる必要がない!!
という人は、
ご自分のお子さんや指導している選手が、
試合に負けて悔し涙を流している時に
「勝つことよりも今までの努力が大切だ!」という
相手の気持ちを考えない
共感能力が皆無で無責任な言葉を平気で吐ける人間なんでしょう。
もちろん、
努力は大切です。
これは、事実です。
しかし、
選手の努力の結晶である「勝利」を
指導者が勝手に放棄していい理由にはなりません。
その責任を全て受け止める、引き受ける覚悟で
向き合わなければ、
頑張っている選手に失礼です。
結局のところ、
「勝ちにこだわらない」、「努力が大切だ」という
指導者は、その責任や結果から逃げて、
目を逸らしているようにしか見えません。
想像してみてください。
自分にも周りにも言い訳ばかりして、新しいことにもチャレンジせず、
変化を嫌い、保身に走るだけの人生。
と
正しい努力の末に勝ち取った成功体験をもとに、
様々な挑戦と行動を起こし、
新たなチャレンジを継続して行っていく人生
どちらが楽しいのか?
僕なら絶対的に後者の人生です。
僕もスポーツ(柔道)をしてきて、
勝ちも負けも経験してきました。
今でも残っているのは、
中学、高校の最後の試合です。
どちらも最後の最後で負けてしまった試合です。
後悔しかありません。
この想いは、1位以外の選手が経験することです。
本気で打ち込んでいるからこそ、
本当に悔しいんです。
こんな想いは自分の指導している選手には味合わせたくない
「子ども達や選手達にさせたくない!泣く時は嬉し泣きだけ!」
と覚悟を決めているので、心を鬼にして指導にあたります。
というわけで、
結構長くなってしまったので、
今回は、この辺りで。
学生の間に経験することは、
それからの人生に大きな影響を与えます。
その子達から大切な選択肢を奪わないためにも
我々、指導者も覚悟を決めて一生懸命に向き合わなければいけません。
決して、
自分の保身や感情だけで、心地の良い建前で逃げてはいけないのです。
一人ひとりに責任と覚悟を持った愛ある指導を。
いつも最後まで読んで頂きありがとうございます!
これからも皆様に価値ある情報をお伝えできるようにしていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。